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虫歯を治せない日本の歯医者

初めに

私はある時、はたと思いました。毎日食後に三回、真面目に歯を磨いて歯科への定期通院をしているにも拘らず、虫歯は無くならないという現実。歯科医に診せることでむしろ悪化してしまった例もあります。その事から出た結論は、今のやり方を続けていては、一生かかっても絶対に歯を治すことが出来ないと言うことです。歯科医への強烈な不信から、知識を仕入れて自分で予防しないと駄目だと確信しました。医療体制を変えることはすぐには出来ませんが、正しい知識を身に着けて自分を変えることは誰にでも、即座に出来ます。歯科に関する書籍を読んだり、ネット情報を漁ったりしながら、どうしたら虫歯を無くすことが出来るのか必死に考えました。

この世の中は、はっきり言って悪意と嘘だらけです。自分の身を護る為、賢く生きましょう。豹変という言葉があります。賢い人は己の過ちを直ちに認め、正しい方向へ進みます。

虫歯に関する事だけでなく、健康にも直結する食事についてもよく考え、如何にして健康保つか自分なりの考えを纏めて記事にしました。

間違いが多い「歯の常識」

常識とは18歳までに獲得した偏見の塊でしかない アルバート・アインシュタイン

さて、間違った歯の常識について説明していきたいと思います。

その1,歯磨きは虫歯を予防しない。それを証拠に日本人の95%に虫歯があります。虫歯になり易い場所は歯と歯の間(隣接面)や奥歯の溝(小窩裂溝)です。これらの場所には歯ブラシの毛先は届きません。歯垢を取り除ける部位はもともと虫歯になりにくいので、歯磨きに大した意味はありません。但し、無意味とは言っても長年続けて来た習慣をいきなり止めてしまうのは座りが悪いでしょうし、見た目や口臭の問題も有るので、歯磨きを禁止するまでのことはしなくて良いのかも?

その2,フッ素は虫歯予防にならない。人によって言うことが全く違うので、フッ素が虫歯を予防すると言う明確な科学的根拠は存在しません。そしてフッ素は猛毒であり、高濃度で摂取すると死亡する可能性もあります。WHOでは6歳未満の子供にフッ素洗口を禁止しており、アメリカではフッ素入り歯磨き粉に「毒性表示」を義務付けています。フッ素入り歯磨き粉が原因で、子供が中毒症状を起こした実例があります。決定的な事実として、伝統的な生活を営む原住民族は、フッ素の使用どころか歯磨きさえしないのに、虫歯がほとんど或いは全く無いという証拠も存在します。これを論破できる人はいないでしょう。

あくまで、フッ素を一度に大量摂取した場合は死に至る可能性があるとのことですが、それでも死に至る原因となるものを少量でも使用することは回避すべきだと思います。大量に使わなければ大丈夫という楽観的な言い分は無視しましょう。歯科医の中には無責任に大丈夫と言う人がいますが、少しでも健康を害する可能性のある物を勧めるのは、医療従事者にあるまじき態度であると思います。摂取ではなく歯に塗付するなら問題ない、塗付してしばらくしたら洗い流せばいいと言う人もいますが、その間に粘膜から吸収されるのでは?と思います。最低でも、フッ素の危険性をしっかりと周知するぐらいの責任は持てと思います。煙草と同じで、危険性を正確に理解した上での個人使用は止めはしませんが。フッ素を含まない歯磨き粉があるので、気になる人はそれを使うと良いでしょう。

フッ素に纏わる逸話として、ナチスが囚人を非反抗的にするためにフッ素入りの水道水を飲ませたというものがあります。否定的な意見も多いようですが、ユダヤ人に殺虫剤をかけて処刑していたナチスなら、充分有り得る話だと思います。

その3,虫歯の原因は虫歯菌ではない(少し誤解を招きそうな表現ですが)。虫歯は虫歯菌(う蝕原生細菌)が酸を吐いて歯を溶かすことで起きます。虫歯菌は非常にありふれた菌で、誰の口の中にもいる「常在菌」です。これが棲み着いているだけでは虫歯になりません。菌の餌となる糖質摂取の多寡が、虫歯になるか否かを決定しています。人間が精製した砂糖や異性化糖などの甘味が強い糖類が原因です。幼少期に虫歯菌に感染しなければ、その後一切虫歯にならないと言うのも出鱈目です。

虫歯の本当の原因は砂糖である

砂糖は虫歯菌の餌になるだけではありません。歯には自然治癒力=歯の再石灰化があり、虫歯の初期段階であれば自己修復します。歯の表面が酸によって溶かされカルシウムが流出しても、再びカルシウムがくっついて再結晶化します。主に唾液に含まれるカルシウムイオンが修復の手助けをしてくれます。砂糖を摂取し続ける限り酸による脱灰が終わることはなく、再石灰化が追いつくことはありません。虫歯を無くしたかったらせっせと歯磨きや歯科通院をするのではなく、断固として砂糖断ちをするしか方法はありません。

唾液について補足をします。唾液には抗菌成分が含まれている為、多く分泌されることにより免疫力が高まります。加熱調理した柔らかい食べ物などを主食としている現代人は必然的に噛む回数が少なくなり、結果として唾液の分泌に乏しく虫歯に罹り易くなったり不健康になっている訳ですね。唾液には抗菌成分だけでなく、消化酵素やホルモンも含まれているので消化・吸収にも重要な役割を果たします

果物や野菜にも糖類が含まれますが、加工食品やジュースなどに比べれば含有は少なく、過剰な摂取をしなければ大丈夫なようです。また、人間には糖質が不足している時に糖新生という機能によって生成・補充する事が可能で、糖類は必ずしも必要な栄養素ではありません。

甘味に替わるおやつとしてお勧めなのはチーズ、するめ(醤油などで味付けしていない物)、ナッツなどです。チーズはカルシウムを豊富に含んでいます(牛乳と同じ量でも2~3倍のカルシウムを含んでいます)。そしてチーズと言ってもナチュラルチーズが良いでしょう。プロセスチーズは添加物を多く含んでいるチーズの紛い物です。ナチュラルチーズの原料は基本的に生乳と食塩のみです。食品表示にも気を使いましょう。するめやナッツは消化不良にならないように良く噛む癖がつきますし、ナッツは豊富にミネラルを含んでいます。

私の父親は戦前生まれで、幼少期は甘いものが貴重で普段の生活であまり口にする機会はなかったせいか、現在に至るまでほとんどお菓子を口にすることはありませんでした。果物を食べることも稀です。しかし、何故かカップラーメンなどは好きでよく食べていました。調味料やカップラーメンなどにも当然砂糖は含まれていますが、つい最近まで虫歯知らずでした。本当に一本もありませんでした。虫歯になった唯一の原因は、硬い物を食べた時に歯が欠けてしまい、そこが虫歯になったとの事です。

つまり、自然治癒力が追いつかないほど糖類を摂取してこなかったことが、健康な歯を維持出来た理由だと思います。何十年という人生を歩んで来た私の父が、砂糖こそが虫歯の原因だと証明しています。

患者が増えるほど医者が喜ぶ「疾病利権」

世の中に病人が増えるほど医療機関が儲かる。この構造の中では患者が減ってしまうのは困るので、医療界からは本当に有効且つ実行可能な予防法や、予防に関する知識が出されるはずがありません。

昨今は健康に関心が集まっていますが、それに付け込んだ商売が蔓延しています。健康器具や健康食品が数多く出回っていますが、慢性疾患の発症率は低下していないのが現実です。テレビや新聞、雑誌も出資者である企業にとって都合の悪い事は一切口にしません。

日本の医療は健康保険制度により安価に受けることが出来ます。これについての是非はともかく、諸外国に比べると日本の診療報酬はあまり高くありません。国民皆保険制度が無いアメリカと比較すると12~20分の1の報酬です。

それから、歯科医師は自分が行った医療行為の結果に責任を負いません。治療行為そのものが妥当であれば、結果として根治しなくても責任を負いません。また、治療行為の妥当性を評価する第三者機関も存在しません。

診療報酬の安さと監視の目が無いことを背景に、手抜きが横行していると言う事です。コンビニエンスストアと同じ数だけあると言われる歯科医院ですが、客の取り合いとなるので薄利多売に走ります。質の低い治療を施せば、再治療・再々治療が必要となり、さらなる利益を得ることが出来ます。次に、儲けるために実際行われていることを挙げます。

その1,虫歯を全て取り切らずに残しておく。例えば、虫歯が残ったまま被せ物をしてしまうと当然の事ながら、そこから虫歯はどんどん広がっていきます。別の病院で取り残した虫歯の再治療をするという、他人の尻拭いのような例が確認されています。

私自身の経験として、虫歯の進行を何度も見過ごされたことがあります。故意なのか本当に気付かなかったのか調べる術はありませんが、どちらにしてもこれは歯科医の落ち度です。

その2,子供の虫歯は治療しない。子供の乳歯はいずれ永久歯に生え変わるので、虫歯をまともに治さな医者がいます。また子供には公費による窓口負担制度があります。東京都を例に挙げると、6歳になって最初の3月31日までは「乳幼児医療費助成制度」を受けると、窓口負担は一切ありません。お金がかからなければ、親も処置内容に関心が薄くなります。これが不正診療・不正請求の温床になります。

その3,でっちあげし易い歯周病治療。被せ物などの証拠が残る治療と違い、歯周病治療は架空診療・請求をし易い環境にあります。歯石を取ったり、歯茎に対する外科処置などは口の中に証拠が残りません。

補足しておくと、保険適用されない実費の治療についても日本の診療は質が低いです。私も受けたことがある根管治療(歯の神経を抜く)は、治療の成功率が3割~5割とかなり低い数字です。アメリカでは成功率9割5分ぐらいあります。日本では防湿シートや治療に使う器具の滅菌処理など、基本的な事を怠っている例があります。

良い歯科医とは何か?それは患者に真実を伝える歯科医です。虫歯の本当の原因や正しい予防法を教えてくれる医者こそ、信頼に値する医者であります。文字にすると当たり前の話ですが、定期通院は無意味であり、砂糖断ちを推奨してくれる医師がいる病院に行きなさいと言う事になります。こればかりは、実際にかかってみない事には判断出来ませんが。歯医者(医者)の多くが患者を治すことより、利益を重視しているのは間違いないでしょう。

私自身の経験としてこういうものがあります。ある歯科医が私の歯並びの悪さを指摘し、その結果として一部の歯に大きな負担が掛かっていると言うのです。その歯科矯正には200万円もの費用が掛かりますが、医者は熱心に勧めてきます。私は経済的な理由からそのような大金は払えないと説明しましたが、それに対する医者の反応が「ローンを組めばいい」と言うのです。ローンを組んだところで払う金が分割されるだけで、実質的な負担は増大します。そして、そのローンは私の嫌いなイオン系列でした。患者が金銭的理由で負担出来ないと言っているのに、ではローンにしろと言うのは頭がおかしいとしか思えません。そもそも、40年生きてきて歯並びの悪さで困った事はありません。本当に問題があるのなら、もっと早くに何らかの異常が発生したはずです。もっともらしい言葉を並べて患者の不安を煽り、金を儲けようとする下心が見えた気がします。常識と人間性のある医者なら可能な限り保険適用の範囲内で治療をし、本当に必要不可欠な治療であれば丁寧に説明してから実費でやりましょうと、患者の経済事情を踏まえて現実的且つ理想と妥協の間の良い落とし所を提案出来るはずです。本当に良い医者は患者の言葉にしっかりと耳を傾けてくれると思います。

殆ど全ての歯科が流れ作業の様に治療を行っていると思います。歯の状態を確認しただけで、もう一度来いと言われた経験は誰にもあるでしょう。歯の掃除など一度で済む事を分割するな。時間と金は貴重である。

疾病利権の先兵=砂糖

1962年のキューバ危機による砂糖価格の急騰を受け、世界各地で砂糖に代わる甘味料の開発が始まります。1965年、日本で開発された異性化糖はアメリカに渡り、澱粉を使った砂糖に代わる安価な甘味料として徐々に普及していきます。植物は水と二酸化炭素を使って澱粉から糖を作ることが出来ます。糖を発酵させるとスピリッツもできますね。

1996年、アメリカのモンサント社遺伝子組み換え技術を使った「キング・コーン」を作って販売を始めました。この品種は色々な特徴がありますが、中でも澱粉の収量が従来品種の5倍あるのが目を付けられました。そこでアメリカ政府は助成金を出して栽培を奨励します。これには当然、政府高官と大企業幹部との繋がりがあります。国を挙げてとうもろこしの生産量を増加したため、コーンスターチが市場に溢れ価格が暴落します。今度は余剰在庫を消費するために異性化糖の生産を増やします。日本では原材料を加工した状態で輸入すれば、「遺伝子組み換えの表示をしなくてよい」というとんでもない決まり事があるので大量に輸入されました。まあどうせ、アメリカ政府に遺伝子組み換え食品を買えと命令された日本政府が、喜んで受け入れたのでしょう。ちなみに、食品表示に関する法は改悪されたので、現在はさらに遺伝子組み換えが浸透し易い状況になっていると思います。

モンサント社は遺伝子組み換えの危険性を訴える人達を脅迫する「犯罪社」です。同社は2018年6月にドイツの製薬・科学大手のバイエルに吸収されています。日本モンサント種子法、種苗法の改悪を皮切りに、日本の食文化に侵略を始めました。これについてはまた別の記事で語りたいと思います。

異性化糖に使用するだけではまだまだ消費しきれなかったので、アメリカではバイオエタノール燃料を作らせ、その使用を義務化しました。トヨタ自動車も一時、バイオエタノール燃料の開発をしていました。トヨタの工場の近くに生息する蝲蛄(ざりがに)は、普通より体が大きいと言う本当かどうか分からない噂が流れていました。今では打ち切られていますが、開発企業に支払われた補助金は全くの無駄遣いに終わったと言っていいでしょう。

こういった経緯により日本では異性化糖の消費が増え、虫歯の罹患率は日本の歴史上最悪の水準に達しました。それだけではなく、生活習慣病、癌、鬱病なども急増していきます。砂糖はこれほどまでに危険な「毒物」であり、かつ依存性の高い麻薬です。砂糖の依存性はコカイン並みと言われています。依存性と毒性が高く、患者=金蔓を増やしてくれる砂糖はまさに、疾病利権に多大な貢献をしているわけです。

免疫の中心「腸管免疫」

せっかくなので食と密接に関係がある消化器系のお話もしておきましょう。人間の腸管は消化・吸収だけでなく、異物の排除をする役割も担っています。全身の免疫細胞や抗体の6~7割が腸管に集中しています。腸管で獲得される免疫をそのまま腸管免疫と言います。

食事から糖質を過剰に摂取すると急速に血糖値が上昇します。大きく上昇した血糖値を下げる為にインスリンが過剰分泌されると低血糖を招きます。普段から大量に砂糖を摂取していると、血糖値の上昇に過敏に反応してインスリンが大量に分泌されます。これを反応性低血糖症と言います。様々な弊害がありますが、中でも恐ろしいのがアドレナリンの過剰分泌です。これが起きるとアドレナリンが交感神経を刺激して、腸管への血流減少と活動低下を引き起こします。腸管の活動低下は即ち、免疫力低下へと繋がります。

先住民族から学べる事、現代食の否定

カナダの歯科医でW・A・プライス博士Weston Andrew Valleau Price 1870-1948)という人物がいました。この博士によると現代人を蝕んでいる疾病の原因は、食生活の変化によるものという事です。身体の退化を引き起こす現代食の代表として砂糖、精白米、精白小麦粉、植物油などがあります。最近「白い炭水化物」は体に悪いという考えは、結構広まっているようですね。

博士が世界中の伝統的な生活を営む先住民族を調べた結果、彼らには虫歯は無く、健康で強靭な肉体を持ち、不正咬合も無いそうです。そして食生活の中心は動物性の食品であるとのことです。不正咬合について補足すると、これの原因は母親の栄養状態で決まり、遺伝は関係ないとの事です。菜食主義者の中でも取り分けヴィーガンが最近流行りのようですが、理想の食生活とは「身土不二」であり、肉食の否定や偏った食事を指すものではありません。野菜が手に入らない地域でも菜食主義を貫けと言うのでしょうか?理想の食生活とは地域の自然環境に合わせて変化する物であり、特定の食事法が全世界で通用するわけではありません。

伝統的な生活を守っている原住民族、例えばイヌイットなどは食材に最低限度の手しか加えず食事をします。それによって食材に含まれる栄養素を最大限に摂取出来ています。つまり、生で食べられる物は生のままいただく。それによって噛む回数が増え唾液もたくさん出ます。

加熱することで吸収し易くなる栄養素も確かにありますが、多くの場合は破壊される栄養素の方が多くなります。果物ジュースで言えば、濃縮還元ストレートの比較などが良い例です。但し、野菜の中には過熱しないと、雑菌や消化不良などの問題を引き起こすものもあるので注意が必要です。肉は言わずもがなですね。

獲物を求めて移動をする人々は畑を耕すこともしません。寒冷地ではあまり植物は手に入らないので、ビタミン不足などをどう克服しているのかが気になりますよね。人間を除く哺乳類のほとんどは体内でビタミンを生成出来るそうです。彼らは狩猟で得た動物は余すところなくいただきます。野生動物は副腎や膵臓にビタミンを貯蔵しているので、それらを食すことで必要なビタミンを補える仕組みになっています。

先に挙げた現代食に関して解説を入れます。精白された米や小麦粉は食物繊維などの必要な栄養素が取り除かれており、大して栄養は無いと言うのは最近では常識でしょうか?グルテンフリーという言葉も大分浸透してきているので、これらに関しては多くを語る必要は無いでしょう。

動物性の脂肪より植物性の脂肪の方が健康に良いとされている風潮がありますが、全くの誤りです。植物油に関しては脂肪酸の組成を知ることが重要ですが、長くなるので割愛します。

植物油と一口に言ってもたくさんの種類がありますが、中でも毒性が強いのはキャノーラ油です。キャノーラ油は菜種油を品種改良して出来たものですが、これは元々照明を灯す燃料です。甲状腺肥大を起こす物質や心臓に脂肪を蓄積する物質が多く含まれていたので、品種改良により無理やり食用へと変えた経緯があります。キャノーラ油は精子減少や不妊と密接に関わっていると言われています。

日本で2番目に多く使われている油はパーム油ですが、これには異様に高い発癌性があります。また、先進国のパーム油の需要を満たす為、発展途上国では環境破壊が深刻な問題となっています

オリーブオイルには脳出血や発癌促進作用があることが、動物実験などにより判明しています。(但し、オリーブオイルにも色々と種類があるようなので一概には言えません。)

揚げ物やドレッシング、外食など植物油摂取が多い現代人は普段から毒物を体内に溜め込んでいると言うことです。

牛乳・ヨーグルトは学校給食でも提供され、体に良いというのが一般常識かも知れません。乳には乳糖が含まれていますが、これを消化するための酵素をラクターゼと言います。人間を含んだ動物の子供は成長と共に、この酵素を生産しなくなります。自然界としては乳離れを促す為の、ごく当たり前の機能でしょう。乳糖が分解できないのでお腹がごろごろなる訳です。これを乳糖不耐と言います。乳糖不耐も問題ですがそれよりもっと重要なのは、牛乳にはリンを多く含んでいると言う事です。リンはカルシウムの吸収を阻害し、血液のphを酸性に傾けます牛乳の消費量が多い国では骨粗鬆症も多いとのことです。また人体はアルカリ性寄りなので酸性に傾くと言う事は、免疫力の低下にも繋がるでしょう。牛乳以外にもチーズや昆布など、豊富にカルシウムを含んでいる食品は他にもあります。

また、ヨーグルトにも乳糖が多く残っており、ヨーグルトを常食している人の大腸内視鏡検査による所見はほぼ例外なく悪いようです。同じ乳製品でも、チーズやバターには乳糖が殆ど含まれていません。

「牛乳は体に悪い」「いやそんなことはない」という論争はあちこちで勃発しているようですが、日本の「怪しい団体」は必死になって弁護しています。牛乳は学校給食の必需品で巨大利権と結びついているので、それは必死になるでしょう。これについては、また別の記事で掘り下げる機会があればと思います。

長々と書きましたが、要点としては人間の手が多く入っている加工食品は食べないのが重要。つまり自然で新鮮な無加工の肉・魚・野菜を、出来れば生のまま食べるが一番良いと言う事です。当然ながら、わざわざ海の向こうから食物を調達するのではなく、自分が住む地域で取れた食材を消費しましょう。流通にかかる費用を圧縮できるし、最も鮮度が高い状態で食べられる。防腐・防黴のための薬品やワックスを塗付する必要もありません。

最後に

私は原因不明の持病があり(検査はしていませんがセリアック病かも)かれこれ20年以上悩まされています。去年から半年以上不調が続いていましたが、食生活を大きく変えることで嘘のように体調が良くなりました。案ずるより産むが易しと言いますし、本やネットで得た知識を自分で試して証明してやろうと思って、色々と実行に移しました。少なくとも40年以上自身の虫歯が無くならないと言う事は、これまでの治療方法は全然有効ではないと断言出来るはずです。医者に高い金を払って通院するのは、時間と金の無駄です。医者にかかりたくない一心で生活改善を心に決めました。

私は牛乳・ヨーグルトを摂らない事、砂糖を摂らない事、小麦製品を摂らない事。この三つを大きな目標としました。牛乳・ヨーグルトの排除が一番簡単です。これは即達成しました。もう数か月間まったく食していません。

砂糖は厄介です。私は元々甘いものは大好きですが、甘味を摂らないこと自体は実に簡単に実行出来ましたし未練も有りません。問題は醤油や味噌、出汁などにも多く含まれている事、どうしても外食などに頼らないといけない場面もある事です。全く砂糖を口にしないと言うのは難しいですが、大幅に減らすことは絶対に出来ます。野菜にドレッシングをかけない、刺身に醤油をかけないなどは実に簡単です。そうすることで濃い味付けが不味く感じるようになり、食材が持つ旨味が解るようになります。例えば肉は焼き肉のたれなどを使わず、塩・胡椒だけで味付けします。野菜は火を通せば自然と甘みが出て来るので、一切味付けをしません。その素朴な味わいがまた美味いんですよ、本当に。おやつも先に挙げた物を食べたり、果物でも食べておけばいいのです。コンビニエンスストアや外食の利用を減らす事は、砂糖や添加物を遠ざけるだけでなく、経済的な効果もあります。

小麦粉を摂らないのも、私の好きな外食ラーメンを大幅に減らしたりすることで概ね達成で来ています。また、お菓子や菓子パンなどは一切口にしなくなりました。また食べたいとは二度と思わないでしょう(と言いつつも貰い物だけは断るのが面倒で食べています)。

上記の目標を同時期に始めたため、どれが体質改善に役立っているのか分かりません。相乗効果もあるかもしれません。いずれにせよ、前より健康になったのは確かであり、僥倖と思っています。あとは虫歯が再発しないかどうかは、経過を見ていきます。

ところで、人間の営みが大きく変わったのは間違いなく産業革命の結果でしょう。学校教育は労働に使える人間を生産する事だけを目的としており、病院は患者=労働力を「死なない程度に生かす」対症療法しか提供しません。医療で一番大事なのは予防です。そもそも病気にならない事。その次に根本治療、対症療法です。医者も食い扶持を稼ぐため、患者を本気で治そうとは思っていません。私は何かと病院に縁がありますが(手術を含めこれまで10回入院)、経験則に従うと医者は全く信用に値しません。出会った中には良い医者もいますが二人ぐらいでしょうか。日本の病院は全く不健康に見えない老人や子供の寄り合い所と化し、患者を薬漬けにして自然治癒力をぼろぼろに破壊しています。歯医者は高額な矯正や定期通院を勧めるだけで、砂糖と摂るなとは絶対に言いませんよね。

水も土も大気も汚染され、長時間労働を強いられている現代人(特に日本人)が健康に暮らせる道理はありません。自分たちは「生きている、健康だ」と勝手に錯覚しているだけで、本当は死んでいます。今日もビルという名の墓標の下を、虚ろな目をした亡者の群れが行進しています。携帯電話に魂を吸い取られ、自分も周りも全く見えていないのでしょう。

添加物まみれの食品、農薬と肥料で死んだ土、「殺菌」のために毒を使った水道水。もういい加減止めませんか?日の出とともに起き、ちょっと働いて昼ご飯を食べたら昼寝。あと夕方まで少し働いて日の入りまでには帰宅して残業無し。無農薬・無肥料で育てた旬の野菜を食べる。豊かな自然と多様な動植物で溢れた世界。もう戻らないのでしょうか・・・私は化学や文明を否定しません。むしろ有難いと思います。それでも、自然との調和を図った生き方は絶対に出来ると思っています。

最後の部分が長くなりました。医学や健康に関する事柄は色んな方向へ派生していくので、纏めるのが難しいです。色々と伝えたい事が多いので、取り留めのない内容となってしまいました。

はっきり言えるのは、自然に反発して良い事は何も無いと言うことです。自然の摂理に従って生きることが、生物にとって一番合理的で、幸せなことだと確信しています。

2022/6/20追記

この記事を書いてから一年以上砂糖の摂取を抑制し、実験的に歯磨き粉を使わないで歯磨きを続けてきました。一年と言う短い期間ではありますが、今のところ虫歯の再発はしておりません。しかし、歯磨きに関しては明確な違いが出てきました。それは、歯の汚れが非常に付き易くなったことです。

歯磨き粉には研磨剤が含まれていますが、使わなくなったことで汚れが蓄積して除去出来なくなったのだと思います。全体的に茶色い汚れが目立つようになった事と、黒くて目立つ汚れが付くようになりました。私の場合、茶ばみは上の歯の並びに多く見られ、黒い汚れは歯の根元や歯と歯の間、虫歯の治療痕に付着する傾向にあります。汚れの付き方は歯磨きの仕方や、食べる物にも大きく左右されると思います。私は珈琲を良く飲むので、それが一番の原因かと思います。珈琲やワインにはタンニンポリフェノールが多く含まれているので、汚れがどうしても沈着してしまいます。汚れが蓄積するとそれが歯石に変化して虫歯菌の住処になります。それでも、砂糖さえとらなければ恐らく虫歯にはならないと思いますが。ただ、見栄えはかなり悪いです。

これからもっと長い期間観察していくことで、また何か発見があるかもしれません。数か月に一回は歯の汚れを取りに行っているものの、その間の見た目の悪さが気になるので、歯磨き粉の使用を再開してみます。再度、汚れの付き具合を比較してみたいと思います。

記事公開 2021年9月4日

最終更新 2024年6月10日

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