初めに
2021/12/22購入、価格は6,980円。度数46.0度、容量750ml。産地はジュラ島のジュラ蒸留所でアイランズモルトに分類されます。アイラ島のお隣さんで、島の面積はアイラ島とほぼ同じです。以下は宣伝文句。
プロフェシー(予言の意)は40ppmのヘビーピーテッド麦芽から蒸溜された1999年ヴィンテージを主に、シェリー樽とリムーザンオーク樽熟成のノンピート原酒を加え、複雑な風味に仕上げられています。スーパースティションよりも断然スモーキー、ピーティで、19世紀初めにつくられていたジュラを髣髴とさせる力強い味わいです。プロフェシーは年に1回の限定生産です。アイラモルトとも異なるこのヘビーピートウイスキーは、ノンチルフィルター、少し高めの46%で瓶詰しており、ジュラ島が育んだ特有の風味をそのままにお楽しみいただけます。
19世紀初めの味わいと言われても分かるはずがありませんね。リムーザンオーク樽とはワインやブランデーによく使われる樽の種類みたいです。初めて知りました。
アイルオブジュラは以前にバーでラスティーネイルにジュラを使って作ってもらったり、10年の旧ボトルを飲んだきりですが、よく覚えていません。外箱と瓶に使われている巨大な眼の意匠や、予言という名称はとても怪しく雰囲気抜群で、一体どんな味わいなのか期待させるものがありました。
色、香り
液体の色は濃い琥珀色です。開栓直後はチーズのような発酵臭とヨード臭があります(あった気がします)。外箱にheavily peatedの記載がありますが、言うほど香りは強烈ではないと思います。後半は蜂蜜のような甘い香りに変化しました。
味わい
まずは一杯目。上品な甘さが第一印象です。スモーキーとありますが、そこまで煙たさは無いと思います。飲んだ瞬間よりも余韻に香ばしさがあり、果実のような瑞々しい甘さと共に消えて行きます。少し苦味があり、塩っぽさも有りますがほんの少しです。46度とやや高めの度数ですが、きつさを全く感じません。こくがあり、木の香りが伝わって来ます。これ見よがしでない、良い塩梅のピートが好印象です。外箱の絵にある通り、潮の香りをしっかりと感じます。
最後に
基本的な10年をすっ飛ばしてプロフェシーを飲んでしまいましたが、現行品の10年も試したいと思いました。樽の香り、潮、芳醇な甘さや香ばしさが複雑に融合された極めて完成度が高い逸品だと思いました。また機会があれば手を伸ばしたいと思います。とても美味しかったです。ご馳走様!!