初めに
2023/2/4開封、価格は3,880円。度数43.0度、容量700ml。産地はスコットランド、スカイ島にある瓶詰業者のプラバン・ナ・リンネ社。12年物が良かったので、それより若い商品を試すべく購入しました。
瓶に「コニサーズ」の表記がありますが、目利きとか鑑定と言う意味です。ゴードン＆マクファレルの「コニサーズチョイス」とは関係無いでしょう。
色・香り、味わい
瓶内だとかなり濃く暗い色、注いでも濃いめの琥珀色です。色が濃いのはシェリー由来でしょうか。12年と比較すると香りが弱く、仄かに樽の香りやケーキのような甘い香りがします。12年にあったほどの複雑さは確認出来ず、4年でここまで違うのかという印象です。
飲み始めはかなりぼんやりした印象。のっぺりとして旨味が感じられず、苦味や塩っぽさが先行して、甘味が殆ど無い感じでした。4年違うだけでかなり若い感じがしました。12年と全く別物と言う印象。12年は出色の出来でしたが、これは外れか？と一瞬思いました。
他に、焦がした樽の香りと、舌を焼くようなアルコールの強さを感じます。荒々しく強烈な印象です。渋さもあります。ノートにあるようなピート、アロマ等はあまりぴんと来ません。シェリー感は確かに存在しています。個人的にシェリー系のスコッチは、若い物には美味いのが無い印象です。開けて二日目に少し変化があって、後半ほど美味く感じられましたが、それでも満足には至りませんでした。
ところで、これを飲んでいる時期にアメリカが中国のスパイ気球を撃ち落とす事件がありました。当然の対応だと思いますが、これが有人機ならきっと撃墜はしなかったでしょう。領空侵犯が挨拶のように、気軽に出来る時代になったようです。
最後に
価格が1,000円程度の違いなので、一度飲み比べれば8年ではなく、間違いなく12年を選択した方が良いでしょう。今度は21年を試そうと思います。
