初めに
2022/10/30開封、価格は4,180円。度数42.0度、容量500ml。製造しているのは、福岡県は朝倉市のゑびす酒造です。普通、焼酎は長期熟成しない印象ですが、7年長期熟成と桜樽使用と言う宣伝に目を引かれて購入しました。麦焼酎の方が味・香り共に、芋焼酎より甘く上品なので私は麦派です。
琺瑯（ほうろう）タンクと古樽で5年以上の貯蔵酒を、さらに桜樽で2年追加熟成して完成させています。桜樽は熊本県の山桜を使用しています。
色、香り
液体の色は名が示す通り、明るくて綺麗な黄金。注意深く臭いを嗅ぐと確かに、大麦や麹を思わせる香りがあります。しかし、最初の印象は穀物より、蜂蜜やメープルのような甘い香りだと思いました。焼酎らしからぬ香りです。香りは優しく、きついアルコール臭は殆ど無いかと思います。
味わい
昼から缶入りの酒を4本空け、ハリー・ポッターで有名な俳優、ダニエル・ラドクリフが出演している映画、ガンズ・アキンボ、スイス・アーミーマンと続けて鑑賞し、大変気分が盛り上がったところで開封しました。酒に強くなったのか、最近はどれだけ飲んでも殆ど酩酊しなくなりました。適度な酩酊感が心地良いのに残念であります。
さて、瓶の見た目は焼酎より、ウィスキーを意識したような感じですね。口に含むと確かに焼酎っぽさ、米麹などの香りがします。しかしすぐに、焼酎というよりスコッチのような印象に打ち消されます。
序盤はかなり辛口で刺激的、苦味もあります。甘さやこく、旨味などはあっさりとしており、とにかく香りの高さに意識を奪われます。このような香りの良い焼酎は初めてです。ウィスキーほどの甘さやこくは無いと思いますが、最後まで楽しく、美味しく飲めました。今まで飲んだ焼酎、もっと言えば日本の酒で一番良いとさえ感じました。
最後に
滅多に日本の酒を飲まない私ですが、これは素直に美味い（自分好み）と思いました。サントリーの響17年より美味いと思います。限定品なので、無くなる前に再度購入しようかと思わせるぐらいには良かったと思います。今まで飲んだ麦焼酎の中で美味いのは、兼八、夢想仙楽、それから今回購入したこの商品だと思います。
