初めに
2025/12/28開封、価格は3,751円。度数17.0度、容量1,800ml。産地は滋賀県高島市、新旭町針江地区にある上原酒造株式会社の商品です。不老泉と言えばこのお酒、と言うぐらいの看板商品のようです。

材料は滋賀県産山田錦6%(酒母)、滋賀県産たかね錦94%(もろみ)を使用。日本酒度はプラス3で、仕様上は辛口に分類されます。この日本酒は今時珍しい「山廃仕込み」。正確には「山卸廃止酛仕込み(やまおろしはいしもとじこみ)」と言うそうです。詳しい説明は各自調べられたし。こちらの酒造は杜氏(とうじ)が代わって、以前より飲み易くなったとか。私は酒蔵に訪れる機会に恵まれましたが、それについてはまた別の記事で。
色・香り、味わい
下記画像から分かる通り、色が他の日本酒と比較してかなり濃いです。黄色っぽいが、これを山吹色と言うのでしょうか。香りは日本酒と言うよりも、酒の粕漬のような濃い匂いです。


口に含むと芳醇な香りが広がります。やや辛口に分類される筈ですが、私には結構甘口に感じました。故に切れ味は感じない。販売店の宣伝の様にシェリー酒の感じはしませんが、濃い味わい。杯を傾けると香りと共に酒が進入して来ます。この時の香りの濃厚さや複雑さが印象的で、鼻腔を抜ける香気が心地良い。
漬物とか味噌の様な熟成感がある香りですが、これは好き好きでしょう。癖があるので人によっては苦手かもしれません。とても野性味ある香りで、言い方が悪くてすいませんが、それこそ野生動物の臭いにも感じるかもしれません。保存状態にもよりますが、時間が経つ程に匂いが強くなるかも。長期熟成の日本酒は珍しいと思いますが、開栓したら早い内に飲んだ方が賢明でしょう。

お湯割りにすると少し酸味が強く出ます。お湯割りでもそこそこいけますが、やはりストレートが一番良い。同じ時期に飲んだ爽やかで新鮮な諏訪の日本酒(新酒)、不老泉のこくがある旨さ。甲乙付け難い結果でした。一緒に飲んだ父親も、本当に美味いと喜んでいました。
私が滋賀県の日本酒に興味を持ったのは、傑作オカルト漫画の変幻退魔夜行カルラ舞う!がきっかけでした。カルラ舞う!の湖国幻影城の三巻、90頁にほんの少し情報があったのを覚えていて、購入した次第です。この漫画が縁となって素晴らしい日本酒に出会え、滋賀県の旅行まで繋いでくれました。
最後に
滋賀県の日本酒は笑四季・喜楽長・不老泉と飲んできましたが、不老泉が一番印象が強く、一番美味かったと思います。後日、不老泉の別のお酒を味わう機会がありましたが、それについても別記事で紹介します。ところで、一升瓶の方がお得ですが、保管の事も考えて今後は720mlにしようかと思います。一升瓶は小さい冷蔵庫には収まらないので。
記事公開 2026年6月6日

