トレス ヘネラシオネス ピスコ モストヴェルデ ケブランタ

  • 2023-07-02
  • 2023-07-02
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初めに

2023/6/15開封、価格は4,400円。度数41.0度、容量500ml。産地はペルー、首都リマから南へ300kmに位置するピスコの名産地イカ。生産者はトレス・ヘネラシオネス(スペイン語で三世代の意味)です。

ピスコを飲むのは今回が初めてです。あまり日本では馴染みのないお酒だと思いますが、私がよく利用するネット通販の店でも、余り品揃えがありません。流通は少ないのでしょう。

ピスコについて詳しい説明は専門家に任せますが、簡単に解説すると葡萄を蒸留して作るブランデーの一種で、ペルーやチリで作られています。モストヴェルデとはピスコの製法の一つで、発酵途中で蒸留を行います。したがって、葡萄の糖分がある程度残ったままになると思います。この製法だとより多くの葡萄が必要となるようです。ケブランタとは、ペルーでしか採れない葡萄の品種の事です。

トレス・ヘネラシオネスは、ピスコの生産で一般的な蒸留器アランビケと、伝統的な蒸留器ファルカを併用し、使い分ける数少ない生産者です。恐らく、アランビケとは錬金術で使われるアランビックが語源かと思います(アランビック=アランビケ=らんびき)。アランビックも単式蒸留器と構造が同じになります。

色・香り、味わい

先ず、開栓に苦労しましたコルクが物凄く固い!!無理矢理手の力でも開けられたかもしれませんが、詮の滑り止めのぎざぎざが却って指に食い込み痛いので、大人しくプライヤーを使って開けました。開栓に工具を使ったのはこれが初めてです。たまたま、私が引いた物だけが悪かったのでしょうか・・・詮を挿す時にも結構力が要ります。その分、抜けは少ないのかもしれませんが。

色は無色透明。香しい葡萄の香りがします。野性的で発酵臭と言うか、すえた匂いがします。そのままワインのような香りとも言え、葡萄の糖質も感じます。

香り同様、味わいも野性的で洗練とは遠い感じです。この野性味はグラッパに近いものがあると思いますが、もしかしたらグラッパより野趣溢れる酒かも知れません。

味わいの中に、葡萄の存在感を強く感じます。発酵臭は舌でも感じられ、人によっては臭いと思うかもしれません。はっきりと葡萄の存在感があるものの、その味わいは濃厚と言うよりも素朴。青臭さや土臭さを感じます。苦味も結構あります。商品の宣伝にある通り余韻は長くあります。私にはどこか焼酎っぽさもあると感じましたが、芋焼酎が近いかと。

けっこう淡白でのっぺりした味わいだと思います。素直に美味いと言えるほどではないものの、決して不味くはない。野暮ったいとも言えますが、好きな人には嵌まることでしょう。

最後に

これを飲んでる時分、警官が殉職した事件や自衛隊の発砲事件(自衛官の徘徊事案も)と次々に痛ましい事件が起き、世の中が増々不穏になっているのを目の当たりにしました。自動車事故も相次ぎましたね。政治は国民を映す鏡と言いますがその逆も然りで、政治の混乱が世相によく表れているのだと思います。悪政は必ず、国民生活に何らかの歪みをもたらします。

どうでもいい話ですが、今更ながら酒のつまみにと、Zガンダムの劇場版を一気に観ながら飲みました。まあ酷い内容で、編集の悪さと声優変更の悪影響が目立ちました。お金を払って劇場で観た人が可哀そうなぐらいの出来でした。テレビ版が好きな人で劇場版をまだ観ていない人は、観ない方が良いかと思います。

ピスコとはどういう酒なのかと興味を持って飲みましたが、良い記念にはなりました。ただ個人的にはピスコを飲むより、大人しくコニャックやグラッパを飲んだ方が満足度が高いかなと思います。

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